「AOMORI ROCK FESTIVAL'16〜夏の魔物〜」が地上の楽園すぎた件③
前回
また時間が空いてしまった。書くことが多すぎる。それくらい夏の魔物は素晴らしいフェスなのだが、いらんことを入れまくっているのかもしれない。
アーバンギャルドの物販を離れ、別行動となった彼氏と合流するべく、倉持由香撮影会が行われる道場ステージへと向かう。
ステージに入るとほぼ男、男、男。どこに忍ばせていたんだとばかりのでかいカメラを持ったスケベたちがそこに大勢いた、、、まぁ、仕方ないよな!そして嫌じゃないところかすごく楽しみにしているわたしもいる。女だけど、アラサーOLだけど、すごく気になります!
彼氏はどうやらかなり前の方にいるらしい。当然だが全員正座待機状態なので合流は無理。とりあえずステージにギリギリ死角にならないような場所に座る。
撮影準備が整い、倉持由香ちゃんが登場。めっちゃ可愛い…!!!キャップをかぶりショーパンに黒のジャケットという出で立ち、普段Twitterで見かける画像よりもとてもカジュアルな服装(そしてめちゃくちゃエロい)。
思った以上に人が入っていたようで喜ぶ由香ちゃん。当初はソフマップ方式で撮影会をする予定だったのを変更し、ステージを飛び出して観客席に行くことに。撮影会のBGMは由香ちゃんも大ファンのCreepyNuts。良い。
たぶんこんなすみっこに来ないよな〜〜と思いながら遠くにいる倉持由香ちゃんをスマホで撮影しまくる。それなりに良いカメラは持っているけれど今回は壊れるのが怖くて持ってこず。
そんなことを思っていると、だんだんこっちに向かってくるじゃありませんか…???
そして気がつけばほぼ目の前にいる。手を振るわたし、気づく由香ちゃん。すると笑顔でハイタッチ!!!女神か。
目の前でポーズを決めまくる由香ちゃん。わたしの目の前に尻職人が。ヤバい、目の前に美尻が迫っている。最高か。この後も少ない女性客にハイタッチする由香ちゃん。いい人すぎるでしょ…。
目の前に迫る職人尻。
一通り観客席をまわったら今度は一人ずつステージで撮影。一人一人丁寧に対応し、ハイタッチしていく由香ちゃん。何度でも言うが最高か。
ここでもハイタッチしてもらった上に他の人より撮影する枚数が少なかったわたしを気にして「いいの?」というようなジェスチャーをする。いや、とても良い写真を撮れたのでオッケーです!!!気遣いが嬉しい!
倉持由香といえば尻だけれど、後で彼氏と二人で語ったのは腹筋の美しさ…。
会場を後にした後に道場ステージ前にいると、由香ちゃんが外に出てきてちょっとした屋外撮影会状態に。青空の下もいいな〜と撮影したらこっちに気づく由香ちゃん!そしてハイタッチ!!
ハイタッチしすぎじゃない、わたし…?恐らく10月1日に彼女と1番ハイタッチしたのはわたしのような気が。もちろんファンになりました。
最後までファンサービスをかかさない由香ちゃん、めっちゃ可愛かった!
帰るときの由香ちゃん、個人的に1番可愛いと思う。
この後は休憩しながら遅い昼飯。
向井秀徳の演奏を聴きながら肉巻きおにぎりを食べる。青春を共にした曲を向井秀徳氏自身の演奏で聴いている…最高のシチュエーションじゃない?
少し散策したりしているといよいよ日も暮れてくる。
会場のどこからでも聴こえてくる夏の魔物の曲はどれもキャッチーでエネルギーに満ち溢れている。
遠くから初めて彼らの演奏をみたけれど、すごく楽しい。
その後は二丁ハロを見て(恐らく)BiSおじさんたちにもみくちゃにされたりした。痛い!強い!楽しい!!!
そして夜、クリトリック・リス(スギム)さんのステージ。
めちゃくちゃ楽しみにしていた。なぜなら何をやるかわからないから。
気づけばまた女性が周りにほとんどいなくなっている…?わかる気もするがこれを観ないのは夏の魔物に来た意味すら問われる…。
やがてプロレスラーばりにマスクをかぶりマントで入場するスギムさん。なぜか手には火炎放射器のようなもの。上空に向け火炎が燃え盛る。割と離れていても熱い。会場もアツイ。
リングに立ち、マントを脱ぐスギム。やはり予想していたが股間にテルミン!ほぼ全裸!!!へ、変態だーーーーーー!!!!!!
というか何もかもアウトすぎて清々しい…その後の楽曲もアウトだらけである。
だが会場はまるで数年ぶりにあった旧友を見つめるような和やかな雰囲気。
いつの間にかまた近くにいた数少ない女性がいなくなっている。…股間にテルミンだもんなぁ…。
野太いコール、男臭いオーイング。特に「桐島」はすごかった。翌日わたしの右腕の筋肉痛が特にひどかった。
しかしなんだろう…。下ネタなのにすごく胸にくる…めちゃくちゃ切ない…。
感覚が麻痺してしまったか。だが最高じゃない…???
本当に信じられないが会場はすごく、すごく、良い雰囲気だったと思う、エモーショナルと言って良いほど。スギムさんが演奏を一通り終えるとアンコールの声。するとなぜか会場に流れるドンルク。。。歌うスギム。
そしてここで上空に上がる花火、、、と火炎放射
【謎の感動】クリトリック・リス、火炎放射器と、打上げ花火と、Don't Look Back in Anger#夏の魔物 pic.twitter.com/TmSDcf9xFY
— 夏の魔物公式 2016.10.1開催! (@natsunomamono) 2016年10月1日
はっきり言って人生で1番の花火だった。サイコーだった。
普段仕事に追われて枯れ果てているOLにドンルクは効きすぎた。しかもスギムの。そしてドンルクをバックに打ち上がる花火。あ〜〜〜〜〜生きててよかった〜〜〜〜〜。
スギムさんのステージで花火をあげたのは英断だ、ありがとう成田さん。
余韻冷めやらぬ中のかなり楽しみにしていたベッド・イン。
下ネタとエモーショナルでよくわからない方向にすっかり温まっている会場での公開リハーサル。リハ中に2人から喘ぎ声のようなものが発せられる…。リハの時点でかなり予想を上回ってくる。ここら辺からすっかり会場はバブリーに。。。
まるでステージがお立ち台のようだ。ミンクっぽいコート着てるしな。
青森でアオカンみたいな最低すぎる(褒め言葉)下ネタたちが飛び交いつつも、本番はバシッと決める2人。
ネタだけかと思っていたら想像以上に演奏が格好よすぎである。これは惚れるわ…。
ちなみに前の方に某生姜のペンライトを振っている方が多く見受けられた。ものすご〜〜〜く納得した。
そろそろ各ステージがちらほらとトリが現れてくる時間帯。
普段ほぼ音楽を聴かない彼氏が知っているくらい、20代中盤〜後半の世代には結構浸透しているんじゃないだろうか。
スピーカー近くに待機していたところ、なかなか耳が痛くなってきたので後ろへ移動する。
少し長めのリハが終わって始まるかまってちゃん。
途中からさっきまでのノリも相まって、酔ってもいないのに曲にあわせて飛び跳ねてしまった。周りにもそんないい年した大人が飛び跳ねて踊っている。もう、めちゃくちゃ楽しい。大人がバカみたいにはしゃいだって許されるんだ。
かまってちゃんが終わって、ストロングステージに戻る。
アントーニオ本多のmcから曽我部恵一BANDへ。いよいよ今年の夏の魔物が終わる。観客がステージを静かに見守っているなか、ソカバンの円陣に主催の成田さんが加わる。
ここらへんで私は本当に信じられないくらい寂しくなっていて、ずっとずっとソカバンの演奏が終わらなければいいのに、と思っていた。ここに来る前までトリのソカバンは諦めていたのに、実際は予想に反してスムーズに進行していき、夜22時より前の時間にソカバンを観ることが叶った。
ステージより少し後ろ、リングの横で静かに聞いた。すっかり外は寒く、空気は澄んでいる。そこに曽我部さんの美しい声が響く。
秋、夜の青森にソカバンの美しく透き通った音が響いていく。歌詞も、音も、自然と体にしみわたっていくよう。ステージも、楽しんでいる観客も、秋のスキー場も、この光景すべてが美しく見えた。
名残惜しさを感じていたら、もうすぐシャトルバスの発車する時間。
バスまでの道すがら、主催の成田さんの挨拶を背中で聞いた。夏の魔物のpvやインタビューからは信じられない朴訥とした青森弁の抜けない人で少し驚いてしまった。
私は人よりコアな趣味をしているんだろうと思う。マイナーなバンドも多く聴くほうで、誰かと楽しみを共有できることも少なく、音楽は1人でひっそりと楽しむものだった。夏の魔物は私と好きなものが同じ人たちが本州の最北端に集まり、精一杯楽しみ、やらかしている。はっきり言って無礼講でカオス。そんな場所は他には無い。
また来年も開催されて、無事に行けるといいなと思う。
こんなフェス、他には無い。出演者を知らなくてもかなり楽しい。行くべき。